住宅ローン関連

クレジットカード・カードローンが住宅ローン審査に与える影響

悩んでいる人
悩んでいる人
  • 住宅ローン審査について知りたい
  • クレジットカードやカードローンが住宅ローン審査に影響あるのか知りたい
  • クレジットカードやカードローンがあるときの対処法について知りたい

こんなお悩みを解決します。

クレジットカードやカードローンは銀行やショッピングセンターに務める友人や知人に勧められて、使うあてもないのに作ってしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。

クレジットカードやカードローンは、使わない分には何も問題がない・・・と思いがちですが、住宅ローンの審査ではクレジットカードやカードローンを持っているだけで悪影響が及ぶことがあります。

本記事では、こうした、住宅ローン審査におけるクレジットカードやカードローンの影響について解説していきます。

■この記事の執筆者

  • 金融機関と住宅会社に勤務経験のある独立系FP
  • 年間100棟以上販売する住宅会社で営業部長の経験あり
  • Webライターとして不動産関連・金融関連の記事を年間500記事以上執筆

金融機関や住宅会社に勤務経験があり、その後FPとして独立。専門性を活かし、金融や不動産関連の記事を年間500記事以上執筆しています。

FP逆瀬川
FP逆瀬川
住宅ローン審査では一般的なローン以外にも、クレジットカードやカードローンについても注意が必要です。

住宅ローン審査と返済負担率

住宅ローン審査時には、年収に対してどのくらいの割合でローンを支払っているかが審査対象になります。

例えば、年収400万円の人が2,000万円の住宅ローンを35年間借り入れする場合、月々返済額は6万円程度となり、年間返済額は6万円×12ヶ月=72万円となります。

この場合、72万円を400万円で割ると18%となりますが、この割合のことを返済負担率と呼びます。

返済負担率=年間返済額÷年収(総支給)×100%

返済負担率から借入可能額を計算する方法について、以下記事で詳しく解説しています。

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クレジットカードと住宅ローン審査

クレジットカードを利用すると、その次の月に支払いがくるため、先に説明した返済負担率にその支払額を上乗せする必要があります。

また、クレジットカードで分割払いをしたり、リボ払いをした場合、その全てが年間返済額に上乗せされることになります。

例えば、12万円の商品を購入して12回分割払いした場合、毎月1万円の支払いとなります。

この支払いに上記の住宅ローンによる毎月6万円の支払額を加算して毎月7万円の支払いで年間の合計84万円となり400万円で割ると返済負担率は21%となります。

カードローンと住宅ローン審査

カードローンを利用してお金を借りた場合も、上記の返済負担率に支払額が上乗せされることになります。

さらにカードローンで問題となるのが、お金を借りていなくても返済負担額に悪い影響を与えることです。

カードローンは、例えば100万円の借入枠であれば、いつでも100万円借入できるものなので、実際に借入をしていなくても100万円の借金をしていることと同じと見なされることがあるのです。

なお、クレジットカードでもキャッシング枠がついているものはカードローンと同じ扱いになるので注意が必要です。

住宅ローン審査前の対処法

それでは、クレジットカードやカードローンを契約しているとき、住宅ローン審査前にどのような対処をするとよいのでしょうか。

延滞をしてしまうと住宅ローン審査は絶望的

当然のことですが、クレジットカードやカードローンで借りたお金は、返済日には必ず指定口座に入金しておくようにしましょう。

どれだけ小さい金額でも入金を忘れ、延滞してしまうと個人信用情報に延滞情報が登録され、住宅ローン審査で承認を得られるのがかなり難しくなってしまいます。

延滞していなければそのままでもOK

延滞していなければ、クレジットカードやカードローンの契約を残したままでも審査で承認を得ることは可能です。

ただし、クレジットカードやカードローンで借入がある場合は、返済負担率の計算の際、住宅ローンの借入額と合わせて計算されることになります。

年収に対して、大きな額の借入をするときは、事前に完済しなければならないこともあるでしょう。

使っていないカードがあるときは解約したほうがベター

カード類を複数所有している場合は、住宅ローン審査前に解約を検討するとよいでしょう。

先述の通り、カードローンやクレジットカードのキャッシング枠は借入をしていなくても、いつでも借入できる状態ですので、審査の際に借入しているのと同じと見られてしまう可能性があるからです。

FP逆瀬川
FP逆瀬川
クレジットカードの年会費など知らず知らず支払っているケースもあるため、住宅ローン審査を機に一度見直してみるのがおすすめです。

まとめ

クレジットカードやカードローンは実際に借金せずとも手軽に作れてしまうためいつの間にか複数枚所持してしまっていることも多いものですが、例え実際に借金をしていなくても住宅ローンの審査にはマイナスとなってしまうことがあります。

状況に応じて、使っていないカードは解約するなどの対応を検討するとよいでしょう。

ABOUT ME
逆瀬川 勇造
明治学院大学卒業。金融機関と住宅会社に勤めた後にそれらの経験を活かしたライターとして独立。2020年に合同会社7pocketsを設立しました。FP2級技能士(AFP)、宅建士